「安全・安心防災施設認定」制度について

「安全・安心防災施設認定」とは

地震、津波、液状化、洪水・浸水、土砂災害、危険物取扱施設、火災延焼の災害が発生した場合、施設及びその周辺域で予想される災害リスクを詳細に調査し、そのリスクに応じた対策や防災育成・訓練を万全にした施設に与えられるものです。

対象施設

  • 幼保こども施設(幼稚園、保育所、認定こども園)
  • 高齢者福祉施設(介護付有料老人ホーム/デイサービス<通所介護>/ショートスティ<短期入所生活介護>/特別養護老人ホーム/介護療養型医療施設/老人保健施設/介護老人福祉施設/グループホームなど)

「安全・安心防災施設 認定証」のメリット

  • 乳幼児および高齢者、職員の命を守ることができます。
  • 保護者が安心して子供を預けられるようになります。
  • 利用者およびその家族が安心して預けられるようになります。
  • 保護者、利用者およびその家族に対して信頼性の向上につながります。
  • 他施設との差別化を図ることができます。
  • 他施設と比べて企業価値の優位性を高めることができます。
  • ホームページや施設内に「安全・安心防災施設認定証」を掲げることができます。
  • 施設およびその周辺域の災害リスクを詳細に知ることができます。
  • 災害種別に応じた避難の必要性、また適切な避難先・避難経路がわかります。
  • 災害発生時の適切な連絡方法、引き渡し方法を設定できるようになります。
  • 災害についての正しい知識と安全安心についての意識向上につながります。

認定証の種類

流れ

安全・安心防災施設認定のスター取得基準

安全・安心防災施設認定証

フェーズ1:災害リスク調査(想定される被害の把握)

フェーズ1
  • 地震、津波、液状化、洪水・浸水、土砂災害、危険物施設、火災延焼の危険度調査と施設への影響度の調査
  • 災害リスク調査に対する各種災害に応じた避難の必要性
  • 災害種別に応じた適正な避難先の選定及び避難経路の調査
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フェーズ2:災害リスク対策(建物内外のハード対策)

フェーズ2
  • 建物の安全対策(耐震化、防火・防水設備等)
  • 施設内の安全対策(地震対策、防炎・消火対策、浸水対策等)
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フェーズ3:防災計画/BCP(事業継続計画)/マニュアルの策定

フェーズ3
  • 防災、パンデミック(インフルエンザ等の感染症)、傷病対策などのアクシデントに対応する計画書やマニュアルの策定基準が満たされている(防災、感染症、アレルギー、インフルエンザ、傷病対策、交通安全など)
  • 保護者への連絡体制および引き渡し体制の設定がされている
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フェーズ4:安全・安心防災育成研修(職員等のソフト対策)

フェーズ4
  • 災害リスク調査に対する災害危険の把握と安全策の防災研修
  • 災害リスクに対する防災避難訓練やDIG訓練(災害図上訓練)
  • 施設利用者の安全確保のための応急手当訓練
    (心肺蘇生をはじめ誤嚥・誤飲、熱中症、火傷、溺れ、負傷時の対処法の習得)
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※安全・安心防災施設認定はPDCAサイクルを継続的に活かすことから、有効期間を3年間と定めています。更新については防災研修の受講等が必要となります。